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東京・銀座の心療内科・精神科・メンタルクリニック

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診療時間

初診予約;お電話にて毎週月曜17時より初診予約はお電話 03-5537-3496 にて、毎週月曜日 17 時より、その翌週分を承っております(月曜日が祝日の場合は翌平日)。キャンセルがあり次第、こちらのページにてお知らせしますので、改めてご確認ください。初診は最低30分以上の時間をかけ、家族歴・生活歴・現病歴などを詳細にうかがいます。

原則;再診予約・担当医制原則;再診予約・担当医制としております。当院には10名以上の精神科専門医が在籍しており、曜日や時間により担当医が異なります。上記の通り、初診にて、詳細な問診を行うため、再診も継続的に同じ曜日・時間・医師に受診することをお勧め致します。ただし、お仕事やご家庭の都合や医師との相性など様々な事情により変更せざるを得ない場合もあることでしょう。その際は、都度ご相談くださいませ

当日ご持参いただくもの

必ずお持ちいただきたいもの

 

 

各種健康保険証あるいはマイナンバーカード

各種健康保険証
あるいは
マイナンバーカード

問診票

問診票
下記をダウンロードしてご記載くださいませ。
問診票・ダウンロード

セルフチェック
下記をダウンロードして事前にご確認くださいませ。
QIDS・ダウンロード

 

あればご持参いただきたいもの

各種医療受給者証

各種医療受給者証

おくすり手帳

おくすり手帳
あるいは
お薬内容が分かるもの

医療機関からの紹介状

医療機関からの紹介状

お支払いについて各種クレジットカード決済をご利用いただけます。
一般的に健康保険による診療の場合、3割負担の場合で初診:約2500円、再診:約1500円です。
ただし、検査・薬剤・診断書・紹介状など別途料金が生じます。

お時間について混雑状況にもよりますが、ご来院からお薬の処方まで1~2時間程度かかる場合もございます。お時間に余裕を持ってご予約をお願いいたします。

受診の流れ

心療内科・精神科の初診は、患者さんの症状を正確に把握するため、時間をかけてお話をうかがいます、肩の力を抜き、「あるがまま」にお話しくださいませ。
初診ですべてを話せなくても問題はありません、2回目3回目の再診にて「実は」とお話くださることが多いです。
問診票に加え、関連した文書・資料などもお気軽にご持参くださいませ。

“Bio-Psycho-Social model”(生物・心理・社会学的なモデル)に基づいて、おくすり・心理療法・環境調整などをご案内します。また、必要に応じて血液・画像(MRI)検査などをご案内いたします。

おくすりは副作用や依存性など考慮して「必要最少限」となるよう、ご相談しつつ処方いたします。

心理療法は医師の助言を中心とし、以下の流れに沿い、基本的にご自身で行っていただきます。ご要望に応じ、臨床心理士・公認心理師をご紹介することも可能です。ただし、カウンセリングは保険診療外ですので別途費用が発生いたします。

  1. 早寝早起きをしましょう(サーカディアン・リズム)
  2. 楽しいことを行いましょう(アクティベーション)
  3. 毎日の生活や行動を振り返ります(セルフ・モニタリング)
  4. ストレスに対する対処・行動を確認します(ストレス・コーピング)
  5. 現実的・効果的な解決方法を検討します(問題解決療法)
  6. 認知(考え方)や行動を修正します(認知行動療法)

1. サーカ・ディアンリズム

 

2. アクティベーション
日常生活のおいて、楽しことを行うことにより、心身の活動性を高めましょう(行動活性化)。ただし、お酒を飲んだり、ギャンブルをしたりして、楽しんでいてはいけませんね(笑)。心身の健康や将来の夢や希望などを意識し、読書(マンガもOK)をしたり、運動(まず体操や散歩から)したりして「楽しい」という感情を実感しましょう。

3. セルフ・モニタリグ
はじめに、ご自分の生活や行動を「生活活動記録表」に記載し、客観的に観察しましょう。活動内容と気分を評価しても良いでしょう(–  –  ±0  +  ++  etc)。これは「セルフ・モニタリング」という認知・行動療法の第一歩です。
どなたも手帳に将来の予定は書き込むものの、過去の出来事はあまり書かないとでしょう。しかし、これを行うことにより、日常生活の様々なことに気づくことができるのです。

「生活活動記録表」は下記をダウンロードしてご利用くださいませ。

生活活動記録表

いわゆる「日記」のように心の内面や葛藤を記す必要はなく、客観的に生活・行動を記録していただくのみで構いません。はじめからそれを行うことは「こころ」の負担になることでしょうから・・・もちろん、不安や葛藤などを書き出し、整理できれば、より効果的です。これは「日記療法」と呼ばれ、国内では「森田療法」、海外では “Journal Therapy” において確立されています。

4. ストレス・コーピング
セルフ・モニタリングにおいて「マイナス」評価を行った出来事、すなわち「ストレス」もしくは「不安・抑うつ」に対し、適切な「コーピング(対処)」を行うことができれば、「不安・抑うつ」は改善します。特に不安に関しては以下のように定義されています。

不安=危険/対処+援助

上記のように「危険」があっても「対処」「援助」が十分に備わっていれば「不安」は改善するのです。さらに、「コーピング(対処)」は以下2つに分類されます。

問題焦点型
問題を解決する
状況が制御・可能な場合
問題の明確化・情報の収集・解決策の実行など

情動焦点型
情動の苦痛を軽減する
状況が制御・不可能な場合
回避(棚上げ)・静観(経過観察)・気分転換など・・・

5. 問題解決療法



問題の提起

まず「問題に気づく」ことが第一です。これは「問題への感受性」とも呼ばれ、常に自分や周囲の環境に対し興味や関心を抱き、観察することが必要です。それには「自分の思い込み」といった「認知のゆがみ(後述)」を排除する必要もあります。さらに問題を解決することに「積極的・挑戦的」になる態度も求められます。従って、ある程度の精神的な健康さ、不安や抑うつの改善が前提になります。

明確化・定式化
問題が明らかになれば、それは半ば解決したといっても過言ではありません。しかし、実際のところ、問題は「曖昧・混沌」としていて、なかなか明らかとは言えません。そこで「情報を集める」「問題の本質を明らかにする」「目標を設定する」「問題を解決する意義を再評価する」ことが必要です。そして、集められた情報を「分かりやすい言葉で、具体的に、正確に書き出し、まとめること」が有用です。できれば「図・表」にするとより理解しやすいでしょう。

代替可能な解決策の産出
「問題に対して、可能な限り多くの選択肢を挙げ、より良い解決策を得ること」
を目指しましょう。そのためには「拡散的思考」(Guilford), 「ブレイン・ストーミング」(Osborn) を用いましょう。これは「頭の中に嵐を巻き起こす」という名称の通り、固定観念にとらわれず、様々なアイデアをいくつも考え出しましょう。「質より量」が重要で、それらを分類したり、組み合わせたりすることにより、更なるアイデアを考え出すことができます。
意思決定するまで「批判や評価を避け」「自由な雰囲気」の中で行うことにより、多くの「代替可能な解決策」を考え出せることができるのです。

意思決定
「代替思考な解決策」
から「最適な解決策」を決定しましょう。それには「メリット」「デメリット」を十分に検討しましょう。評価基準は、問題解決の見込み、心理的な安定、時間や労力、自分・周囲への影響、などです。評価するには「収束的思考」を必要とします。「代替可能な解決策」を時間や内容によりまとめ「最適な解決策」へ至るように努めましょう。このまとめも「図や表」にすると視覚的に理解しやすいことでしょう。

実施と検証
「最適な解決策」
「実施・検証」しましょう。仕事や生活における「有効性・実用性」に注目いたしましょう。
結果を「客観的・具体的」「観察・記録」すると効果的です。「時間、金額、回数」など「数値化」するとより良いでしょう。

実際には下記のワークシートを用いて問題解決を試みて下さいませ。

問題解決ワークシート

6. 認知行動療法
残念ながら、問題解決が根本的に不可能な時には、現実に対する受け止め方を変えることが必要です。 「認知行動療法」とは「認知(物事の見方や出来事の受け止め方)」「行動(振る舞い方)」を修正・改善し、不快な感情を軽減したり、社会への適応を高めたりする方法です。

辛くなった時に頭に浮かぶ考えやイメージ「自動思考」を現実に沿った柔軟な考え方に変えていきます。そして、「自動思考」を生み出すもとになっている考え方のクセ「スキーマ」にも気づき、これも修正できるよう働きかけていきます。しかし、不安や抑うつに陥りやすい方は非適応的なスキーマ「認知のゆがみ」を生じがちです。

根拠のない決めつけ 
証拠が少ないままに思いつきを信じ込むこと

白黒思考
灰色(あいまいな状態)に耐えられず、ものごと全て「白か黒か」という、極端な考え方で割り切ろうとすること

部分的焦
点づけ 自分が着目していることだけに目を向け、短絡的に結論づけること

過大評価・過小評価 
自分が関心のあることは拡大して捉え、反対に自分の考えや予想に合わない部分はことさらに小さく見ること

「べき」思考 
「こうあるべきだ」「あのようにすべきでなかった」と過去のことをあれこれ思い出して悔やんだり、自分の行動を自分で制限して自分を責めたりすること

極端な一般化
少数の事実を取り上げ、全てのことが同様の結果になるだろうと結論づけること

自己関連づけ
何か悪いことが起こると、自分のせいで起こったのだと自分を責めてしまうこと

情緒的な理由づけ
その時の自分の感情に基づいて、現実を判断してしまうこと

自分で実現してしまう予言 
自分で否定的予測を立てて自分の行動を制限してしまい、自分の行動を制限するものだから、予測どおり失敗してしまう。その結果、否定的な予測をますます信じ込み、悪循環に陥ること

このような否定的な「認知のゆがみ」を自覚し、適応的な思考へ至るため、以下のような「コラム法」を用います。それぞれのコラムにご自分の状況や思考の変化を書き込んでいくことで、より現実に適応した思考へ至ることができます。

 

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